日立

192)本山トンネル 平賀

常陸大宮--袋田の滝--月居峠--猪の鼻峠--里美村--下深萩--本山トンネル--日立

本山トンネル手前には「奥日立きららの里」がある。日立駅手前左手に入ると、鞍掛山を中心にした 「かみね公園」で「水戸の白梅、日立の桜」と云われ、四月に入ると日立桜祭りが開催される。
峠の近くに日立鉱山の記念館があり、その発展の歴史、公害のこと、大煙突のこと等を知ることがで きる。
略図

旧道の本山トンネルは、日立から栃木県宇都宮へ軍需物資を運搬するため戦前に造られた、いはば軍 事道路であった。そのため地元民はここを「防衛道路」と称している。トンネルができたことで日立 と入四間を結ぶ距離はぐんと短縮されたが、以前は「御岩神社」の境内から裏手の山を抜けなければ ならなかった。長い間、その道こそ日立助川と入四間とを結ぶ唯一の道だったのである。かつては天 狗党も日立助川からこの峠道を越えてやがて福井の敦賀へと向かった。
「茨城の峠」岡村 青著(筑波書林)より



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